前回はインテリア雑貨としてレゴがオススメな理由。
私が実際に飾っている、 『ミニクーパー』、『キャンパーヴァン』を紹介しました。
詳しくは↓↓
いっぽうで、私自身、近代西洋建築に興味をもっており、これも【レゴ・アーキテクチャー】シリーズとして発売されていると知り、大人買いしました。笑
今回は購入した『サヴォア邸』、『ファンズワース邸』をご紹介します。
サヴォア邸
概要
【設計】ル・コルビュジェ
【建築面積】440㎡
【所在】フランス
【竣工年】1931年
【用途】住宅
【構造】鉄筋コンクリート造
仕様
【商品名】:レゴ (LEGO) アーキテクチャー サヴォア邸 21014
【サイズ】:高さ92mm×幅192mm×奥行き175mm
【ブロック数】: 660個
世界の三大巨匠建築家の一人である、ル・コルビジェが仕上げた、フランスの歴史的建築物です。20世紀住宅の最高作品の一つといわれています。
家具のデザイン家としても有名です。
建てられたばかりの頃は評価されておらず、家畜の飼料小屋や、ナチスの宿泊施設に利用されていました。
いっぽうでこの建築は、自由なファサード、水平連続窓、ピロティ、屋上庭園、自由な設計、といった近代建築の五原則が具現化されているのが最大の特徴です。
その近代建築の五原則に注目してみていきましょう。
自由なファサード
ファサードははっきり分かれた四角形で、その4つの面は統一性がありながらもわずかに異なり、それぞれの美しさを感じます。
レゴもそれぞれ異なったファサードになるようにデザインされています。
水平連続窓、ピロティ
自由なファサードによって水平に連続された窓を設置でき、採光がとりにくいといった、西洋建築の最大の課題を解決しています。
いっぽうで、まるで建物が空中に浮かんでいるように見えるピロティは、白い箱としての存在感をさらに引き立たせます。
丸柱の本数や、室内が見えそうで見えない水平窓の高さまで忠実に再現しています。
屋上庭園
建物を四角形の箱型にすることで上部にも平面空間が生まれます。ここを屋上庭園として利用する考えは、当時にはありませんでした。
グレーの石畳みや幾何学な意匠、室内のインテリアまでデザインされています。
自由な設計
鉄筋コンクリート造を採用した結果、大きな壁が必要なくなり、内部の間仕切りを自由に設計できるようになりました。
上下階、簡単に取り外しできます。
ピロティ内部はご覧の通りです。
ファンズワース邸
概要
【設計】ミース・ファン・デル・ローエ
【建築面積】194.5㎡
【所在】アメリカ合衆国
【竣工年】1951年
【用途】住宅
【構造】鉄骨造
仕様
【商品名】:レゴ (LEGO) アーキテクチャー ファンズワース邸 21009
【サイズ】:高さ70mm×幅305mm×奥行き175mm
【ブロック数】: 811個
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれている、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが設計しました。
彼は「より少ないことは、より豊かなこと」を明言にするほどシンプルデザインを得意としており、この住宅はその究極形です。
浮いたように見えるスラブ
内部からは見えない柱によって、まるで浮いたように見える2枚の水平スラブが印象的です。
一粒のレゴでスラブの美しさを表しています。
細かい作業でした。笑
ガラスで覆われたたデザイン
壁がほとんど存在せず、外周も全てガラスで囲われています。
ガラス張りの透明感の再現度が高く、家具のブラウン色まで表現しています。
センターコア中心のワンルーム
全ての部屋を開放的にする為に、機械室や水廻りをセンターに配置して(センターコア)その周囲にリビング、ダイニング、キッチン、寝室を巡らせています。
センターコアの配色や、インテリアの配置・デザインもバッチリです。
我が家のインテリア手法
前回紹介したミニクーパーと同じく、壁を突出させて飾っています。
どちらも重量があるので、棚の取り付けに苦労しました。
棚を段々に。
写真が下手ですみません。
建築の仕事に携わっている方や、建物を見るのが好きな方は満足できると思います。
どのシリーズも特に脆い箇所がないので、インテリア雑貨として飾るのに最適です。